「サンシルク」を超えるブランドの開発
ユニリーバのサンシルクはヘアタイプ別のシャンプーとリンスという当時としては画期的な機能を持つブランドであったが5%のマーケットシェアを超えることはなかった。
競合のトップブランドに拮抗する、マーケットシェア15%を超えるヘアケアブランドを開発することがユニリーバのトッププライオリティのプロジェクトとなった。
ユニリーバのサンシルクはヘアタイプ別のシャンプーとリンスという当時としては画期的な機能を持つブランドであったが5%のマーケットシェアを超えることはなかった。
競合のトップブランドに拮抗する、マーケットシェア15%を超えるヘアケアブランドを開発することがユニリーバのトッププライオリティのプロジェクトとなった。
JWT入社後研修も終わり、アカウントマネジメント部(当時はアカウントリプレゼンタティブ部)に配属になった。
当初は海外(主にアメリカ)から依頼された広告(コレポンアカウントと言われた手紙でやり取りする仕事)や長瀬産業コダック製品部のノンアマチュア製品の仕事を担当した。
手紙・テレックスのやり取りで扱う仕事はマクダネル・ダグラス、チャンピオン・スパークプラグ、USタバコアソシエーツといった扱い額は小さな仕事だった。また、長瀬産業の仕事はコダックの印刷用製品、X-Ray製品、フォトファブリケーション製品といった特殊な分野の業界広告だった。
LUX(ラックス)は戦後進駐軍と共に日本に入ってきた。
その質の良さ、香りのよい高級品でなかなか手に入らなかったそうだ。
今でこそLUXはヘアケアブランドとなっているが1970年代までは化粧石鹸のブランドだった。
1950年代にはラックスはユニリーバの輸出部門のユニリーバエキスポートが英国から輸出し、商社のドッドウエルを通して日本市場に流通していた。当時、化粧石鹸はお中元・お歳暮の主要品目であった。